〈J1アルビ〉連敗2でストップ!アウェーで湘南相手に引き分け 伊藤涼太郎選手は海外移籍へ【新潟】

明治安田生命J1リーグ、アルビレックス新潟は6月3日、アウェーで湘南ベルマーレと対戦。試合は谷口選手が2得点の活躍を見せるも勝ちきることができず、勝ち点1を分け合う結果となりました。

連敗脱出へ敵地に乗り込んだアルビは前節からスタメンを5人入れ替え、リーグ戦5連敗中で17位の湘南と対戦しました。

試合は前半1分、相手のクロスが千葉の手が当たってしまい、開始早々ペナルティーキックを献上してしまいます。

キッカーは、これまでリーグ7得点のストライカー町野。ボールはゴール左上に突き刺さり、アルビは5試合連続で相手に先制を許します。

その後は先制して波に乗りたい湘南とまずは同点に追いつきたいアルビが一進一退の攻防を繰り広げます。

すると前半30分でした。小見からパスを受けた伊藤がスルーパス。リーグ戦では、開幕戦以来となる谷口のゴールで試合を振り出しに戻します。

逆転を狙うアルビはエンドが変わった後半、新井のクロスのこぼれ球を小見が回収し、シュート。これはキーパーに弾かれますが、コーナーキックのチャンスを獲得します。

蹴るのはこの日1アシストの伊藤。中央に落ちたボールを谷口が右足で合わせ、逆転に成功します。

リードを奪ったアルビでしたが、試合終盤は相手に押し込まれる展開が続き、後半38分に守備のすきを突かれ失点。

勝ち点3を逃し、2ー2の引き分けに。連敗は2でストップしたものの、守備に課題が残る結果となりました。

【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「ダイナミックなところをゲームの中で持ち込んで、その中から徐々に自分たちの良さが出ていけばというところで、最後失点して同点にはなったが、次につながるゲームにしたい」

そして、この試合2アシストの活躍を見せた伊藤涼太郎選手がベルギーリーグ1部のシントトロイデンに移籍することが正式に発表され、クラブを通じてコメントを発表しています。

【伊藤涼太郎選手のコメント】
「過去の自分はJ1ではなかなか活躍できずにいました。そんな自分を新潟は迎え入れてくれて出場機会をいただけたからこそ、海外クラブからのオファーが現実のものとなったと感謝してもしきれいな気持ちです。初めての海外挑戦となりますが、自分の活躍を皆さんに届けられるように努力を続けていきますので、これからも伊藤涼太郎を応援していただけると嬉しいです」

次のリーグ戦、6月11日(日)のホーム京都戦が伊藤選手のアルビでの最後のプレーとなります。