アメリカでは5月は卒業シーズン。全米の多くの学生たちが卒業を祝う中、ある大学の卒業生が話題になっています。
ニュージャージー州にあるシートン・ホール大学で卒業式が行われました。
学生たちが次々と卒業証書を受け取る中、グレース・マリアーニさんの順番がやってきます。
この大学の学生であるグレースさんは4年間、介助犬のジャスティンくんとともに通学しました。
卒業式にももちろん、彼女はジャスティンくんと一緒に出席。
グレースさんが名前を呼ばれて登場すると、ジョセフ・E・ナイア学長は彼女より前に、ジャスティンくんに何かを差し出します。
それは…卒業証書。グレースさんとともにすべての授業に出席したジャスティンくんにも卒業証書が贈られたのです!
ジャスティンくんが卒業証書を受け取ると、会場からは大歓声が沸き起こりました。
ジャスティンくんが首に巻いた青いバンダナは、卒業生たちが着ている青いガウンとおそろいで、『2023年卒業生 ジャスティン』と書かれています。
また、卒業生たちと同じ四角い帽子もちゃんと身につけていますね。
この感動的なシーンには、「おめでとう!」「なんてかわいくて感動的な瞬間」など、祝福のコメントがたくさん寄せられています。
ジャスティンくんと一緒に卒業証書を受け取ったグレースさんはとても嬉しそうです。
4年間、いつもそばで彼女を支えたジャスティンくんの功績が称えられたことは、彼女にとっても喜びのはず。
この素晴らしい卒業式の思い出を胸に、新たな門出を迎えるグレースさんを、ジャスティンくんはこれからも支え続けるのでしょう。
[文・構成/grape編集部]