【4730万円の特殊詐欺被害】「サイバー犯罪の嫌疑がかかり…」50代男性がだまし取られる【新潟】

阿賀町に住む50代の男性が今年3月23日から5月2日までの間に、合計で現金4730万円をだまし取られました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

今年3月23日、男性の携帯電話に実在する通信事業者から「ご利用料金につきましてお話したいことがあります。きょう中に連絡下さい」などとショートメールが届き、男性はメールに記載された電話番号に連絡しました。

その後、通信事業者を名乗る男から「あなたのスマホからサイトに登録された料金が1年分未納になっています」などと言われました。

また、警視庁や日本サイバーセキュリティの職員を名乗る男性から「あなたはサイバー犯罪の嫌疑がかかっている。サイバー保険に加入すれば振り込まれたお金は返済されます」などと繰り返し言われ、阿賀町の金融機関のATMから指定された口座に合計37回にわたり4730万円を振り込みました。

その後、男性は警察に相談したことで詐欺の被害に気付きました。

《特殊詐欺の防犯ポイント》
犯人は言葉巧みに被害者をだまし、現金やキャッシュカードを取りに来る可能性があります。
・相手は詐欺のプロであることから、防犯機能付き電話機の設置や常に留守番電話に設定しておくなど、犯人からの電話に直接出ない対策を取ることを検討してください。
・電話でお金の話が出た時は、特殊詐欺を疑ってください。