害虫駆除のため冬の間巻かれる…岡崎公園で松の木の「こも」の取り外し作業 “大黒松”など約150本

愛知県岡崎市の観光名所・岡崎公園で、害虫駆除のため冬の間松の木に巻かれていた「こも」の取り外し作業が行われました。

こもは、松の葉を食い荒らす蛾の幼虫が越冬する習性を利用して、幹に巻いたワラの中におびき寄せる伝統の害虫対策です。

岡崎公園では3日朝、担当の職員が樹齢およそ400年の大黒松などおよそ150本の松に巻かれたこもを手際よく取り外して行きました。

こもの中にはカメムシやクモのほか、寒さを逃れて身を縮めるヤモリがいましたが、今年は害虫である蛾の幼虫は見つかりませんでした。