ヤーマンは6月5日、事業戦略発表会を開催し、同日発売となる「AI美顔器『HAKEI(ハケイ)』」を披露した。発表会には同社代表取締役社長の山﨑貴三代氏も登壇し、2023年のブランド戦略を語った。
■目指すのは「日本発のグローバルブランドカンパニー」
発表会冒頭に登壇したのは、同社代表取締役社長の山﨑貴三代氏。設立から45周年を迎える同社のこれまでの足取りを紹介した。
設立当時は、精密電子機器メーカーとして企業向けの商品開発を行っていた同社。
しかし1985年、設立以来培った技術を活用し開発した「体内脂肪量計」が家庭用として広がったことをきっかけに、家庭用製品ブランドへと展開していったという。
2012年に東証一部上場を果たし、中国をはじめとしたグローバル展開も好調な同社の今後について山崎氏は、「『美しくを、変えていく』をスローガンに、新しい美のカタチをつくっていきたい」と語った。人々の美容習慣として、従来のスキンケア”以外”の方法、すなわち「新しい美容習慣」をもたらすことが、同社の使命でありミッションと捉えていると、山﨑氏は熱を込める。
「日本発のグローバルブランドカンパニー」として世界に受け入れられる企業を目指すべく、日本ブランドとしての「信頼性」、美容機器開発で磨き上げたテクノロジーと最先端科学を元に商品開発を行う「専門性」といった強みを武器に、「新しい美のカタチ」を提供し続けたいと意気込んだ。
■使うスキンケア化粧水に合わせて”浸透波形”を生成する機能を搭載する新製品
続いて、同社開発本部 電気設計部 星野真唯氏が登壇。新製品「HAKEI(ハケイ)」(6万6,000円)を紹介した。
同製品の第一の特長は、製品名の由来にもなっている「波形」だ。使用する手持ちのスキンケア化粧品に含まれる成分に応じ、浸透に適した波形を即座に生成、スキンケア化粧品の効果を引き出してくれるという。
波形生成のベースとなるスキンケア化粧品データはクラウド上に2万点以上存在しているそうで、日本で販売されているスキンケア商品であればほとんどカバー可能だそう。
さらに、機器で使用する「お手入れモード(エクスパンションモード)」の追加購入が可能という点も新しい。欲しい機能を求め新たな商品を買い替えることなく、1台を自分好みにアップデートし続けることができるので、サスティナブル観点でも優れている。(追加は7月以降順次展開するという)。
「HAKEI(ハケイ)」の販売価格は6万6,000円、取扱店は、公式通販サイト「ヤーマンオンラインストア」のほか、ヤーマン直営店(FACE LIFT GYM 青山店、キラリトギンザ店、なんばスカイオ店)。
■体験してみたい方は、POP UPイベントもチェックを
新製品の発売に合わせ、東京・表参道にてPOP UPイベント「Cosmetic Bar “HAKEI”(ハケイ)」を開催する。製品の使い心地を体験できるほか、3D皮膚測定器を用いた「ほうれい線測定」も実施するそう。
期間は6月21日~6月25日、青山 Randにて各日11:00~19:00の開催とのこと。行かれる際には事前に詳細のご確認を。