大雨被害の支援はふるさと納税で 返礼品なしでも開始後2日で約30万円の寄付 1人死亡 家屋浸水262棟の愛知県豊橋市が支援呼びかけ

6月2日に台風2号の影響による記録的な大雨で、甚大な被害が出た愛知県豊橋市では「ふるさと納税制度」を使って支援を呼びかけています。
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6月2日の記録的な大雨で、豊橋市では家屋への浸水被害が262件確認されたほか、道路の崩落や農業用ハウスへの浸水など被害が多数確認されています。こうした中で、一刻も早い復旧を目指して始まっているのが…。(豊橋市財政課大竹祐輔課長補佐)「災害支援として、ふるさと納税のサイトを使って、広く支援を呼びかけることを始めた」
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豊橋市は6月5日から「ふるさと納税」を扱う「ふるさとチョイス」のサイトで、今回の豪雨災害の寄付金の募集を始めました。災害支援のために「ふるさと納税」制度を活用するのは市としては初めてです。
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返礼品はありませんが、寄付の額に応じた所得税と住民税の控除が受けられ、寄付は既に30万円ほど集まっているということです。(豊橋市財政課 大竹祐輔課長補佐)「豊橋市は農業の産地だが、農家の農作物にも大きな被害が出ている。市全体で復興に向けて動いているので、温かいご支援をいただけたら」
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また、同じく道路の冠水などの被害が多く出た愛知県豊川市。市内の三月田最終処分場には家屋への浸水被害があった市民らが厳しい暑さの中、濡れた布団や電化製品などを運び込んでいました。
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(自宅が浸水した男性)「畳とかも腐ってきているので、早めに処理をしたい。また雨で濡れてしまうと重くて運ぶのが大変」(会社が浸水した女性)「みんな結構ぐったりしている」(会社が浸水した男性)「この前みたいに線状降水帯が発生しないといい…」豊川市では6日に雨が降った影響で御津町の一部で避難指示が出されました。今後、台風3号の影響を受け、再び雨による被害を警戒すべきなのかと不安の声が聞こえてきました。