名張市発注の工事巡る贈収賄事件 元市職員に懲役1年6か月求刑

三重県名張市の公共工事を巡る贈収賄事件で検察は市の元職員に、懲役1年6か月を求刑しました。起訴状などによりますと、名張市の元・都市整備部営繕住宅室長の中西隆之被告は市が発注した工事を巡り、業者に便宜を図った見返りに去年12月、業者の男から現金18万円を受け取った収賄の罪に問われています。
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6日の裁判で中西被告は起訴内容について「間違いございません」と認めました。中西被告は別の業者の男からも賄賂を受け取った罪に問われていて5月の初公判ではこの収賄についても認めていました。
CBC
検察側は「公務員の職務の公正を大きく害する悪質な犯行」などとして被告に懲役1年6か月と追徴金25万円余りなどを求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。判決は7月10日に言い渡される予定です。