犯罪小説マニアの女が中学生装い家庭教師を殺害 「自分も人を殺してみたくなった」

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推理小説やサスペンスドラマが大好き、犯罪のカラクリを解くのが大好きという人は多いが、自身で人殺しを実践しようと思うものだろうか。韓国で恐ろしい事件が起きたことを、『NY Breaking News』『Mail Online』などが報じている。
韓国の釜山で1日、それまで面識のなかった女性を殺害し、遺体をバラバラにしたチョン・ユジョンという23歳の女が逮捕された。釜山警察は顔写真も公開している。
ユジョン容疑者は2日に予備審問のため裁判所に出廷し、「高校卒業後は無職で、サスペンスドラマや推理小説に没頭していた。そのうち、実際に人を殺してみたくなった」と供述した。現在は精神鑑定が行われている。
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事件で犠牲になったのは、家庭教師を探すアプリに英語の家庭教師として登録していたフリーランスの女性だった。ユジョン容疑者は彼女に連絡した際、「中学3年生の娘が指導を受けたがっている」などと親を装っていた。
ネットで購入した大きなビニール袋と漂白剤のボトルを持ち、ニセの学生服を着て女性の自宅を訪ねた容疑者は、女性をナイフで殺害すると遺体を切断した。
警察には「口論になり、カッとなって殺した」と話したユジョン容疑者。しかし矛盾点の多さに家族から「計画していたことを正直に話しなさい」と諭され、2023年からインターネットで殺人に関してさまざま調べていたことを認めた。
特に関心を持っていたのが、死体遺棄や証拠隠滅についてだった。3ヶ月間かけて方法を探り、犯罪小説を借りていた図書館で専門書を読み漁ることもしばしばだったという。
この事件を警察に通報したのは、ユジョン容疑者が遺体の一部を詰めたスーツケースとともに乗り込んだタクシーの運転手だった。洛東江という大きな川からすぐの森林地帯で降りたことを不審に思ったという。
容疑者は逮捕時、殺害した女性の携帯電話、身分証明書、財布など個人情報がわかるものをすべて所持していた。「自分の自宅で保管するつもりだった。完全犯罪を目指していた」などと供述したという。