台風3号は「強い」勢力で日本の南海上へ 来週はじめは太平洋側で大雨のおそれも

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強い台風3号は11日(日)には日本の南海上へ進む見通しです。九州南部や四国などでは、週末から来週はじめにかけて前線の活動が活発になって雨量が多くなるおそれがあり、注意が必要です。
台風3号 11日(日)には「強い」勢力で日本の南海上へ
強い台風3号は、きょう(9日)午後3時には、フィリピンの東にあって、ゆっくりとした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風3号は、強い勢力を保ちながら、あさって(11日)午後3時には日本の南へ進む見通しです。その後、勢力をやや弱めながら、日本の南海上を北東の方向へ進み、来週水曜日(14日)の午後3時までに温帯低気圧に変わる予想です。
前線活発化 太平洋側で大雨のおそれ

台風3号は陸地から離れた所を進む予想のため、日本列島に直接の影響は及ぼさない見込みですが、大雨には注意が必要です。来週はじめにかけては、前線が本州の南岸付近に停滞する見込みです。前線に向かって、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むことで前線の活動が活発になり、日曜日(11日)や月曜日(12日)は、西日本から東日本の太平洋側の地域を中心に、雨の量が多くなる可能性があります。特に九州南部や、四国などではまとまった雨となるおそれがありますので、最新の情報を確認し、早いうちから備えを進めるようにしてください。
海上では波などの影響も
また、海上では、台風周辺の海域からうねりが入り、波が高くなるなど影響が出ることも考えられます。海や海岸でのレジャーなどを計画されている方は、最新の情報を確認し、波が高くなると予想される場合は、安全のため計画を変更するようにしてください。