東京電力は８日、柏崎刈羽原子力発電所で協力企業の作業員が刃物を構内に持ち込む際、必要な書類を改ざんして入構しようとした事案が４月に２件あったと発表しました。
東電は柏崎刈羽原発で４月４日、協力企業の作業員がのこぎりとカッターナイフを持ち込む際、必要な書類が期限切れだったにも関わらず期限を書き換えて入構しようとする事案があったと発表。
さらに４月１３日にも、別の協力企業の作業員が草刈り機を持ち込む際、期限切れの書類を書き換えて構内に入ろうしたということです。
いずれも正門で警備員が書き換えに気づき、入構を止めました。東電は書き換えができないよう書類の形式の変更などの対応を検討しています。
５月には東電の社員が上司の許可なく６号機の書類を持ち出し紛失する事案も発生していて柏崎刈羽原発ではこうした不祥事が相次いでいます。