宅配便の『宛名シール』にアルコールスプレーをかけると? 「人生で有益なやつ」「知らんかったー!」

インターネットの発達によって、家にいながら気軽に買い物ができる現代。
通販の利用が多い人ほど、「気付いたら、自宅に大量のダンボールや封筒が溜まっていた…」という展開になりがちです。
それらの梱包をゴミとして処分する時、地味に面倒と感じるのは、荷物に貼られた宛名シールの処分。
名前や住所、電話番号などの個人情報が記載されているため、処分をする際は、多くの人が荷物からはがした上でシュレッダーにかけているようです。
いくら小さな紙とはいえ、いちいちシュレッダーにかけたり、個人情報の部分を塗りつぶしたりするのは、おっくうなもの。
しかし、そういった手間を解決する身近なアイテムがあることをご存じでしょうか…!
荷物の宛名シールは、大半のものがレシートやファックスと同様の、感熱紙です。
感熱紙の特徴を生かして、簡単に個人情報を守る方法…それは、アルコールスプレーをかけるというもの!
新型コロナウイルス感染症の流行によって、多くの家庭が所持しているであろう、アルコールスプレー。筆者の手元にあったアルコールスプレーを、宛名シールにかけてみると…。
スプレーのかかった部分がじわりとにじみ、宛名シールに書かれた文字が薄くなっていきました!
感熱紙には、熱を加えると黒くなる発色剤が塗られています。しかし、アルコール成分によって、発色した部分が消えてしまう性質があるのです。
何度かアルコールスプレーをかけ、ティッシュで軽くこすると…この通り。間近で見ても読み取れないほど、個人情報はきれいさっぱり消えました!
レシートを保管していたのに、気付いたら文字が薄くなって読みづらくなっていた…というのは、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
あえて感熱紙にアルコールスプレーをかけ、文字を薄くすることで、こうして個人情報を守ることができるのです。
ネット上でも話題になり、驚く声が続出したライフハック。多くの人から「人生で有益なやつ!」「知らんかったー!」といった声が続々と上がりました。
なお、宛名シールはリサイクルできないため、段ボールや封筒を紙ゴミとして出す際は、必ずはがして燃えるゴミとして分別してくださいね。
また、アルコールスプレーは火気厳禁なので、使用する際は周囲を確認することを推奨します。
詐欺などの犯罪がはびこる、現代社会。個人情報の悪用を防ぐため、今後はアルコールスプレーを活用してみてはいかがでしょうか!
[文・構成/grape編集部]