河村市長は第三者委設置明言せず…名古屋城復元のバリアフリー化巡る差別発言問題 障害者団体が検証等求める

名古屋城天守閣の木造復元に伴うバリアフリー対応について、6月3日に市が開いた討論会で、障害のある人に「差別的発言」があった問題で13日、障害者団体などのメンバーが第三者委員会などでの検証を求めましたが、河村市長は設置について明言をしませんでした。

市民討論会の参加者(障害者の男性に対して):
「我慢せえよって話なんですよ。お前が我慢せえよ」

名古屋城の木造復元でのバリアフリー化をめぐり、市民討論会で差別的発言があった問題。

13日、名古屋市役所には障害者団体などのメンバーが集まり、発言を制止しなかった河村市長と市に対して抗議。第三者委員会での検証などを求めました。

抗議を受け、13日午後に会見した河村市長は、差別的発言の経緯や詳細を調べる方針を示しましたが、第三者委員会の設置については明言しませんでした。

河村名古屋市長(13日):
「自由な意見を市民の皆さんが言うという、始まって以来なんですよあれ(討論会)。自由に言うということ自体を尊重せなかんという意識があるわけですよ、僕でも。ぱっと聞いて『我慢しろよ』って、こりゃまずいなとは思いました。(Q.第三者委員会は設置を検討する?)ちょっと待っとってちょーだいよ」