制限速度を86キロ超える時速136キロで車を運転 衝突事故を起こした男性教諭(24)を懲戒免職 「待ち合わせにギリギリで…」 教育委員会に報告する前に校長は定年退職

愛知県岡崎市の中学校に勤務していた男性教諭が、時速50キロ制限の道路を時速136キロで走行して事故を起こし、懲戒免職の処分を受けました。教諭は起訴されたことを速やかに学校に報告していませんでした。一方、学校側は事故を速やかに教育委員会に報告していませんでした。
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懲戒免職の処分を受けたのは、岡崎市立城北中学校の24歳の男性教諭です。愛知県教育委員会によりますと、男性教諭は2022年3月に岡崎市内の国道1号で、制限速度を86キロ超える時速136キロを出して車を運転し、信号が黄色から赤色に変わった交差点に進入しました。
CBC
その際、右折してきた車に衝突し、30代の男性に腰などを骨折する大けがをさせました。男性教諭は、その後に過失運転傷害の罪で起訴され、6月5日に名古屋地方裁判所岡崎支部で懲役3年執行猶予4年の判決を受けています。
男性教諭は、県の聞き取りに対し「友人との待ち合わせにギリギリで、急いで運転してしまった」と話しています。
【一連の経緯】(愛知県の説明より)2022年3月20日(日)午前7時45分頃男性教諭が岡崎市内で衝突事故を起こす。男性教諭は病院での診察と警察の現場検証を終えたのち、夕方に校長に事故を起こしたことを電話で報告。3月21日(月)男性教諭が改めて校長に事故を報告。校長は、報告するのは被害者のけがの状況が明確になってからと考え、教育委員会に事故を報告せず。8月22日(月)男性教諭に運転免許停止(60日間)の通知書が郵送で届き校長に報告。校長は重大な過失運転はないと判断し、事故を教育委員会に報告せず。8月24日(水)男性教諭が運転免許停止60日間の行政処分に。2023年3月22日(水)名古屋地検岡崎支部が男性教諭を過失運転致死傷罪で起訴。3月31日(金)校長が定年退職。4月初旬男性教諭が郵送で起訴状を受け取る。男性教諭は、裁判の結果を待って報告しようと考え、新しく着任した校長に起訴状を受け取ったことを報告せず。5月16日(火)男性教諭は休みを取得して裁判に出廷。懲役3年を求刑され、校長に報告。校長は岡崎市教育委員会に第一報として報告。5月17日(水)校長が岡崎市教育委員会に速報を提出。岡崎市教育委員会が愛知県教育委員会に報告。5月22日(月)校長が岡崎市教育委員会に報告書を提出。6月5日(月)男性教諭に懲役3年、執行猶予4年の判決。6月13(火)男性教諭に懲戒免職の処分。