【速報】温水プールで塩素ガス発生か 薬品誤混入で、千葉市のこてはし温水プール

15日午前11時ごろ、千葉市花見川区三角町の「こてはし温水プール」で施設職員から「ポリ塩化アルミニウムを誤って混ぜ、ガスが発生した」と119番通報があった。市によると、薬品の誤混入で塩素ガスが発生し、プールの利用者ら433人が避難した。男性職員が目の痛みを訴えている。利用者にけがはなかった。
市などによると、男性職員が1人で、地下1階のろ過機械室で水質管理の作業中、消毒などに使う次亜塩素酸ナトリウムの容量が減っていたため補充しようとしたところ、誤ってポリ塩化アルミニウムを混ぜて塩素ガスが発生した。
二つの薬品は色の異なるポリタンクに入っており、離れた場所に保管されていた。同日午後、ガスを消滅させる作業を市消防局が行った。今後、同局が施設内のガスの濃度を確認し、安全が確保できたら施設を再開するという。
市の担当者は「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。安全な運営のため指定管理者への指導や研修を行い再発防止に努める」と話した。