“フォークボールの神様” 杉下茂さん(97)が死去 ファンからも惜しむ声「杉下さんの教えをドラゴンズの投手に生かしてもらえれば…」

中日ドラゴンズのOBで、1954年の球団初の日本一にエースとして貢献した杉下茂さんが亡くなっていたことが分かりました。97歳でした。
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杉下さんは1925年、東京都の生まれ。明治大学から1949年にドラゴンズに入団し、投手として2年目から6年連続で20勝以上をあげるなど、エースとして活躍しました。182センチの長身から投げおろす快速球と「どこに落ちるか自分でも分からない」と語ったフォークボールを駆使し、1954年にはチームを初めてのリーグ優勝に導きました。
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さらに、この年の西鉄との日本シリーズでは、7試合のうち5試合に登板。3勝をあげてドラゴンズ初の日本一に大きく貢献しました。通算215勝、MVP1回、最多勝を3度獲得し、優秀な先発投手に贈られる沢村賞にも3回選出されています。引退後は中日、阪神、巨人などで監督やコーチを務めました。また、近年のドラゴンズ沖縄キャンプでも、臨時コーチとしてブルペンでアドバイスを送るなど、後進の指導にもあたっていました。
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中日ファンが多く集まる店では。(70代男性)「なんて言ったってフォークの神様、大エースですから。すごい選手ですよね、ぼくらにとっては」(50代女性)「どちらかというと、闘魂というよりすごく優しくて面倒見がいいような姿の印象」(60代男性)「杉下さんの教えを、今後ドラゴンズの投手に生かしてもらえればと」
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葬儀は既に家族内で執り行われたということです。