5月、新潟市中央区に新しくオープンしたプリンが売りのお店。オープンから間もないにも関わらず、すでにSNSで注目されている理由は、店主のユニークで少しびっくりするまさかの姿にありました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「人情横町に5月オープンしたこちらのお店。プリンの専門店で、イチオシは洋菓子のプラリネが乗ったプリンです」
さっそく、いただいてみます。
【長谷川珠子アナウンサー】
「結構硬めのプリン。しっかり噛んで楽しむタイプのプリンなので、噛めば噛むほど、卵の優しい甘みや旨みが広がります。プラリネのアーモンドの香りがとても豊かで、なめらかなプリンとよく合います。おいしいです」
このきめ細やかでなめらかなプリンを作っているのは、なんとゴリラ!?
店の看板に目をやると、「ゴリラプリン」の文字が。これには訪れたお客も…
【客】
「店員さんがゴリラを被っていたのでびっくり。結構迫力あるなと思った」
そこでゴリラを直撃。
Q.なぜゴリラがプリン屋さんを?
「自分の先輩ゴリラがおいしい卵を作っているので、それを使って何かできないかなと思って始めたのがプリン屋さん」
みんなに愛されるようにゴリラ姿になったという店主は天野徳之さん(38)。イメージを崩さないよう、素顔の撮影はNGとのこと。
そんな天野さんがプリン専門店を始めたのは、知人の作る赤鶏あずさの卵のおいしさを知ってほしかったからなんだとか。
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
「卵白がきめ細かくて、(プリンは)硬いけど、サラッと溶けるような食感になっておもしろい」
卵愛がとにかく強い天野さん。
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
「全然見えない…」
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
Q.視界が悪そう
「いやいや、そんな事ないです。これが自分の顔なので」
視界不良の中でも、生クリームとアーモンドをカラメルで固めたプラリネを丁寧に添えていきます。
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
「バニラビーンズを入れるところもあるけど、卵の味を感じてほしいので、うちは入れていない。硬めでしっかり卵を食べてるのが分かるものを目指して作っている」
そして、テイクアウト用のプリンは同じレシピで違う種類の卵を使用し、食べ比べも可能。卵によって色や食感・香りが全く変わってくるといいます。さらに…
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
「何も言っていないのに、近くの人たちが『(プリンの)瓶をまた使うんでしょ』と言って持ってきてくれるので、すごくいい街だなと思う。ゴリラにも地球にも優しい」
オープンから1か月で、すでに人情横丁の温かさを実感しているようです。
【ゴリラプリン 天野徳之さん】
「卵は安いものだと思われがちだけど、本気で作った卵は本当においしい。自分の知っている方たちが一生懸命作っているのを分かっているから、それを皆さんに食べてもらいたい」
ゴリラがプリンに注ぐアツい情熱は私たちの卵に対する価値観を変えるかもしれません。