福島県の日本酒を新潟県佐渡市の海底で貯蔵する新たな試みが始動しました。2つの都市が連携し、新たな観光資源となるのか期待が高まります。
ダイビング体験などができる場所として人気の佐渡市小木地区。
水深18mの海底までダイバーが潜り、なんと「日本酒を入れたケース」が沈められました。
【会津若松市 観光課 宗像舞さん】
「会津若松の清酒の強みと佐渡市の海の強み。このコンテンツを組み合わせて、今までにない旅行商品をつくり上げる」
2020年に観光振興を目的に連携協定を締結した佐渡市と福島県会津若松市は、互いの強みを生かしたツアーの開催を事業費500万円をかけ計画。
佐渡市の海底で会津若松市の日本酒の味がどう変化するのか、実証実験を行ったのです。
紫外線が届きにくく振動があり、熟成発酵が促されるという海底で7月28日まで貯蔵。成功すれば…
【佐渡市 観光振興部観光振興課 田辺浩樹さん】
「会津若松市でヘリをチャーターした後に佐渡を満喫していただく」
来年度には貯蔵した日本酒を楽しむためにヘリをチャーターし、2つの市を結ぶ旅行プランを開始したい考えです。