「自衛官候補生を『良い子ばかり』と褒めていた…」銃撃され死亡した25歳自衛隊員 友人が生前の様子語る

岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で3人が死傷した事件で、死亡した25歳の隊員の友人が取材に応じ、「新隊員の教育にやりがいを感じていた」と生前の様子を語りました。

6月14日、岐阜市の日野基本射撃場で起きた事件では、18歳の隊員の男が自動小銃を発砲し、菊松安親1曹(52)と八代航佑3曹(25)が死亡、1人が大ケガをしました。

岐阜県池田町出身の八代3曹は男を止めようとして撃たれたとみられていますが、17日、親しい友人だった女性が東海テレビの取材に応じました。

八代3曹の友人:
「ずっと連絡が返ってこなくて、翌日に名前が出てきて。自衛官候補生の教えている人たちが『すごくかわいい良い子ばかり』とよく褒めていました。(止めに入ったのは)彼らしいなというか、本当に真面目で仕事を全うしているような方だった」

逮捕された男は「八代3曹を殺すつもりはなかった」という趣旨の供述をしていますが、警察の調べに対しては、亡くなった2人を含む特定の隊員や組織に対する不満や恨みについての供述を一切していないことが新たにわかっています。