譲渡する目的を隠して金融機関の口座を開設し、通帳などを発行させたとして逮捕された中学校教師が、停職の懲戒処分を受けました。口座は特殊詐欺に悪用されていました。
懲戒処分を受けたのは岐阜県の可児市立中部中学校の男性教師(30)で、第三者に売り渡す目的を隠して金融機関の口座を開設し、通帳とキャッシュカードを発行させた疑いで2022年2月に逮捕されていました。
刑事処分は確定していません。
口座が還付金詐欺事件に悪用されていたことから発覚したもので、県教委によると、報酬と引き換えにSNSで知り合った相手にキャッシュカードを渡していたということです。
男性教師は、県教委の聞き取りに「車の購入や留学した時の借金があった」と説明していて、県教委は6月16日付で停職3か月の懲戒処分としました。