「優先席に座っていることに注意受けた」ジョージア駐日大使の告白が話題「空いている席に座ることは問題ない」と反論も

郷土料理であるシュクメルリが話題になるなど、近年日本でも注目を集めるヨーロッパ最東端の国ジョージア。今、ジョージア駐日大使の“告白”が話題を呼んでいる。
6月18日午前10時前、ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使がツイッターに《ゆらゆら都心へ進みます》というコメントと共に、地下鉄の優先席に座ってくつろいだ様子で本を読んでいる短い動画を投稿。車内には空席も見られ、空いている状況だったことが伺える。
ところがこの投稿に対し、《優先席だぞ、そこ》《座る場所の意味を理解しましょう》などと、優先席に座ることを注意する書き込みが一部から来ることに。そうした指摘を受け、ジョージア大使は下記のようにツイッターで持論を展開した。
《優先席に座っていることに関して注意を受けました。
私が言うのも何ですが、理屈のない不要な圧力は、生きづらい社会につながるためやめましょう。空いている席に座ることに何ら問題はありません。大切なのは、必要とする方が来たときに率先して譲る精神です。
何なら、私の妻は、妊娠中や乳幼児を連れてときに、優先席を譲られた経験は一度もありません。だから、優先席に座っていることで、誰にも迷惑をかけていない私が注意される理由は理解できません。
さらに、人間として「当たり前」である他人に気を配ることができずに、変な社会のルールを押し付けるような、無機質な考えは私は正しいとは思いません》
自身の妻のエピソードも披露しつつ、空いている優先席に座ることは問題ないとしたジョージア駐日大使。東京メトロのホームページでも、優先席について、《ご高齢の方、お身体の不自由な方、内部障がいのある方、乳幼児をお連れの方、妊娠している方に席をお譲りください》と明記されており、席が空いている時に優先席に座ることは禁止されていない。この投稿には、擁護する声が続出した。
《自分も全く同じ考えです。優先席を本当に必要としている方がその場にいるならともかく、いない時も座るな!というのは多少無理があると思います》《仰る通りです。必要とする方が現れた時に優先的にお譲りするのが優先席です》《専用席じゃないし、その座席を必要としている人が目の前にいなければ座って頂いて問題ないはずです。お気になさらず》《専用と優先を理解できない人がいるんですね…》
一方で、優先席を”空けておくべき派”の理屈としては下記のような意見も。
《見た目で分かりやすい人が来た時はそれで良いと思いますが、外見で判断が難しい人の時はどうするのだろう?》《日本人の気質として、自分の具合が悪かったりしても、席を譲られる事を「申し訳ない」と感じてしまったり、ましてや「譲ってください」と言う事も難しい人が多いです。 なので、優先席は空けておくべきだ。 というのが、自分の考えです。 「すぐ譲れるように気をつけて座る」という考えも良いですね》《ドイツに行った時、空いてる指定席には遠慮なく座って、人が来たら退くというスタイルで、文化の違いを感じた。そっちの方が合理的だと思うけど、日本人は最初から誰にも何も言われないように行動する習性があるんだろうな》