永山絢斗氏が逮捕された『東京リベンジャーズ』 公開の発表に「英断!」「重く受け止めるべき」

2023年6月16日に報じられた、俳優の永山絢斗氏による、大麻取締法違反の疑いの逮捕。
永山氏は、これまで多くの作品に出演しており、人気漫画『東京リベンジャーズ』の映画版では、場地圭介役としてレギュラー出演しています。
同月30日に公開が予定されていた、映画の最新作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』にも出演予定であり、公開直前の逮捕となってしまいました。
これまで、出演者や関係者の不祥事によって、作品の公開が延期になったり、いわゆる『お蔵入り』になったりしたことは、珍しくありません。
そのため、永山氏の逮捕を受け、多くの人から「もしかしたら、映画の公開が中止されてしまうかもしれない」と不安視する声が相次いでいました。
作品や出演俳優のファンに限らず、多くの人が動向に注視していた、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』の公開。
同月19日、同作はウェブサイトを更新し、当初の予定通りに映画を公開することを発表しました。
製作委員会が協議を重ねた結果、永山氏の報道を踏まえた上で、再編集や再撮影を行わず、同月30日に公開することを決断。
予定通りに公開するという決断について、同作は「たくさんの意見や叱咤激励から、この作品が多くの人に支えられていると再認識したため、声援に応えることにした」と想いを明らかにしています。
前述したように、出演者や関係者の不祥事によって、作品が『お蔵入り』になることは、これまでも多々ありました。
そのたびに、スポンサーの都合や世間への影響といった事情を理解した上で、ネット上では「作品に罪はない」と公開続行を求める声が多数上がります。
今回、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』が予定通りに公開されることになり、製作側の決断を称賛する声が上がりました。
・これは英断!努力をしてきたスタッフや、ほかの出演者も胸をなで下ろしたと思う。
・いろんな意見があると思うけれど、公開のために尽力してくれた関係者さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
・もちろん不祥事の内容にもよるが、自分は「これが映画界のスタンダードになってほしい」と感じた。
もちろん中には、不祥事を起こした俳優が出演する作品の公開に対し、「不祥事をもっと重く受け止めるべき」「大麻取締法違反といえど、間接的に被害者がいるのでは」といった疑問視する声もあります。
疑問視する人だけでなく、同作の公開を称賛した人からも、「世間への影響や、不祥事の内容を踏まえた上で公開を判断してほしい」という声は上がっていました。
今後も、ほかの作品で同様の騒動が起こってしまう可能性はあるでしょう。その際は、多くの人が納得いく形で決断が下されるといいですね。
[文・構成/grape編集部]