名前通りの“凱旋帰国”…全仏OP初優勝の車いすテニス小田凱人 パリのパラリンピック「意識している」

全仏オープン・車いすテニスで初優勝を果たした小田凱人選手が帰国しました。記者会見では、2024年にパリで開催されるパラリンピックに向けて抱負を語りました。

20日午後4時50分、羽田空港に到着した小田凱人選手。記者会見に臨みました。

小田選手:
「皆さんこんにちは、世界ランキング1位の小田凱人です。すみません、ちょっとこれだけは言いたくて。失礼しました」

6月10日に決勝が行われた全仏オープンの車いす部門・男子シングルスで、史上最年少の17歳で優勝。世界ランキング1位となりました。

ふるさとの愛知県一宮市では、快挙を祝う横断幕も掲げられています。小田選手は会見で、反響の大きさへの驚きを口にしました。

小田選手:
「この会見場もそうなんですけど、先ほど帰国した時点で(反響の大きさに)僕は度肝を抜かれたので。もう本当にここまでの、それだけ大きいことができたのかなというのは、ここに来て改めて本当にものすごく強く感じています」

レジェンド・国枝選手の後継者と呼ばれることについては…。

小田選手:
「国枝さんも『国枝慎吾2世じゃなくて、小田凱人としてこれからは彼が…』と言ってくれていると思うので。それだけの力が僕にはあると思うので、これからも意識してやっていきたいです」

そして、2024年にパリで開催されるパラリンピックに向けて、抱負を語りました。

小田選手:
「やっぱりパリはすごく意識しているので、同じ会場で(試合)できたのは少し有利なんじゃないかなとは思います。どこまでいけるか、自分の中でもすごい楽しみなところではあります」