投薬等のミス重なる…“痔の手術”を受けた10代男性が出血性ショックで死亡 手術の6日後に容体が急変

春日井市にある愛知県医療療育総合センター中央病院は20日、2021年に痔の手術を受けた10代の男性患者が死亡する医療ミスがあったと明らかにしました。

愛知県医療療育総合センター中央病院によりますと、2021年5月、脳性麻痺で通院していた当時10代の男性が、痔の手術を受けた6日後に容体が急変し、出血性ショックで死亡しました。

20日に公表された事故調査委員会の報告書では、術後の容態の変化に対し適切な投薬や観察がなかったことや、心肺蘇生を行う際に「強心薬」と間違えて「鎮静薬」を投与するなどのミスが重なったと指摘しています。

病院は遺族に対して6月7日に医療ミスを認めたうえで謝罪していて、今後和解に向けて話し合うとしています。