名古屋市内の公園で、土曜日になるとたくさんのシャボン玉を作って飛ばす男性が話題になっています。 名古屋市昭和区の川名公園に、ある土曜日の午後、サングラスをかけた男性が現れました。 袋に水を汲んで青い液体を混ぜ、2本の釣り竿の先に結んだ数多くの輪が付いた紐をそれに浸して振ると、沢山のシャボン玉ができ、次々と子供たちが集まってきました。
女の子:「すごく楽しいよ」別の女の子:「キラキラしてすごいきれいで、楽しかった」 青い液体は食器用洗剤で、水や増粘剤と混ぜて割れにくい自家製のシャボン液を作ったのです。
子供たちは追いかけたり割ったりと、自由に遊びます。
近藤さん:「第一は本当にただ自分が楽しみたい。でもやっぱり、やるとこうやっていろんな人に喜んでいただけるので、せっかくなので自分一人だけじゃなくていろんな人にも楽しんでほしい。(Q.なぜあんなに大きな道具を作った?)いっぱい飛ぶと面白いからですね。大人なので、小さいのじゃ満足できないです」
近藤さんは名古屋大学を卒業し、IT企業などで働く会社員です。2年前、コロナの憂鬱な気分を晴らすため、学生時代に知人がやっていたシャボン玉を見よう見まねで始めたところ、子供たちが自然と集まりました。 それ以来、近藤さんの妹や友人とも一緒に、定期的にシャボン玉遊びをしています。ボランティアというよりは、あくまで自分たちで遊んでいるところに人が集まっているだけというスタンスです。
しかし折角ならと、紐を進化させたり、釣り竿を導入するなど、もっと飛ばせるよう工夫を重ねました。
さらに夏限定のお楽しみもあるといいます。近藤さん:「実は夜が一番楽しいです。夜空に巨大なクラゲが浮いてるみたいな感じになって、それがめちゃくちゃきれいで」 より大きなシャボン玉を飛ばして、幻想的な光景に。風が穏やかな夜限定でやる予定です。
近藤さん:「これからも自分が楽しむためにやっていきたいというのはあるんですけれど、ぜひいろんな人にマネしていただいて、もっと公園とかに集まっているお子さんだったり親御さんに楽しんでいただけたらなと」