「実弾を奪おうとした」との趣旨の供述 自衛隊射撃場での銃撃事件で逮捕の自衛官候補生(18) 取材に応じた男の兄弟が「優しい」と語る 岐阜・自衛隊射撃場での3人死傷銃撃事件

自衛隊員3人が死傷した射撃場銃撃事件で、殺人の疑いで送検された18歳の自衛官候補生の男が、逮捕後「実弾を奪おうとした」という趣旨の供述をしていたことがわかりました。
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6月14日、岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で、自衛官候補生の男(18)が3人の隊員に対して小銃を発砲し、1等陸曹の菊松安親さんと3等陸曹の八代航佑さんが死亡。男性隊員(25)が大けがをしました。
CBC
男は当初、八代さんについて「止めに入ったから撃った」などと供述していましたが、その後の捜査関係者への取材で、逮捕後「実弾を奪おうとした」という趣旨の供述をしていたことが新たにわかりました。
また19日、男の兄弟が取材に応じました。(自衛官候補生の男の兄弟)「優しい。(事件には)現実味がない。自衛隊になるというのは(話していた)」捜査関係者によりますと、男は八代さんを最初に銃撃し、その後に後方で実弾を管理していた菊松さんらに対して発砲していますが、銃撃した3人に対する恨みや不満などは話していないということです。15日の送検後は、男はほとんど取り調べに応じていないということで、陸上自衛隊などは動機について慎重に調べています。