警察署の窓口業務 7月1日から短縮 受付時間は午前9時から午後4時半まで 街頭活動強化へ【新潟】

新潟県警は警察署の窓口業務について、受け付け時間を7月1日以降、午前9時から午後4時半までに試験的に短縮することを発表しました。

警察署の窓口は事件・事故の届け出など24時間対応が求められるものを除き、原則午前9時から午後5時45分まで対応していますが、新潟県警はこの受付時間を7月1日から午前9時から午後4時半までに試験的に短縮することを決めました。

その理由について、新潟県警の警務課は、窓口業務などについては現状、受け付け終了時間が勤務終了時間と重なっていて、時間外勤務によって事務処理を行うことを前提とした業務形態になっていると説明。

窓口業務の受け付け終了時間を早めることにより、適正な事務処理時間が確保され、受け付けた届け出の素早い審査や迅速な処理が可能になるとしています。

一方で、県内では、今年4月末現在で刑法犯の認知件数は2453件に上っていて、去年の同じ時期に比べて484件増加。これまで窓口業務に割いていた警察職員の人員配置を夕方のパトロールなど街頭活動の強化に充てる方針です。

去年実施された「県民の安全意識調査」においても、県民の約6割が「制服警察官やパトカーによるパトロール強化を望む」と回答していて、警察官による街頭活動の強化が求められていました。

事件・事故の届け出や落とし物などの受理については、これまでと変わらず24時間体制で受け付けるほか、交番での対応も24時間体制が継続されます。

県外でも36都府県で窓口業務の受付時間短縮を実施しているということです。