愛知県安城市の職員が自宅のある外国人を「ホームレス扱い」し、生活保護の申請を不正に拒否していたことがわかりました。
安城市によりますと、2022年11月、生活保護の申請に来た日系ブラジル人の女性(42)に対し、「外国人のホームレスは生活保護では助けられない」などと説明し、申請を拒否しました。
女性はコロナ禍で職を失い家賃を滞納していたものの、実際には県営住宅に住んでいたうえ、規定では外国人のホームレスでも生活保護を受けることは可能でした。
市は1週間後に誤りを認め申請を受け入れましたが、一連の対応の中で職員から「強制送還になる」といった根拠のない発言もあったということです。
三星元人市長は会見で「職員の責任感から来た対応で、外国人を差別する意図はないと認識している」などと釈明した上で謝罪しました。