古代の神秘、大賀ハス 千葉公園で見頃 25日までイベントも

千葉市中央区の千葉公園で、市の花として親しまれている大賀ハスが続々と咲き始め、薄いピンク色の大輪が来園者を楽しませている。22日時点で687輪が咲いており、今週末から来週が見頃。25日まで恒例の「大賀ハスまつり」も開催されている。
大賀ハスは、植物学者の故・大賀一郎博士が市内で見つかった約2千年前の実からよみがえらせた古代ハス。市内有数の名所として知られる同公園のハス池には早朝から多くの人が訪れ、神秘的な姿を写真に収めていた。
カメラを手に訪れた同区の70代女性は「ピンク色が鮮やかでとてもきれい。梅雨時に晴れやかな気持ちになった」と笑顔を見せた。
同公園では午前6時からハス池の木道を開放中。大賀ハスまつりでは、ハスの茎をストローにして飲み物を飲む「象鼻杯」体験やガイドによる見どころの解説などが行われている。