BIGLOBEは6月15日、「2023年夏の生活とお金に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は6月1日~6月2日、全国の20代から50代の男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。
昨今の物価上昇にともない生活に不安を感じるか尋ねたところ、78.3%が「生活に不安を感じている」と回答した。「ここ1年くらい不安を感じていて、最近(ここ数カ月)より不安を感じている」は20.1%、「最近(ここ数カ月)不安を感じるようになった」は15.5%で、最近(ここ数カ月)で不安が高まった人が35.6%にのぼっていることがわかった。
生活に不安を感じていると回答した人に、昨今の物価上昇にともない対策を考えている(対策をしている)」か聞くと、「節約」については91.3%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した。「収入を増やすこと」については、66.5%が「あてはまる」「ややあてはまる」と答えている。
価格の上昇が生活に影響があると感じているものについて尋ねると、「食費」(81.2%)が最も多く、2位は「電気代」(73.1%)、3位は「ガス代」(48%)、4位は「ガソリン代」(41%)だった。
電気代の上昇が生活に影響があると感じると回答した人に「行っている(行おうと思っている)節電対策」を聞くと、「照明をマメに消す」(70.3%)が最も多く、「エアコンの設定温度の調整」(45.7%)、「エアコンのフィルター掃除」(34.1%)、「使用していない電化製品はコンセントを抜く」(29.7%)と続いた。
夏のボーナスが出る予定と回答した人に、コロナ5類移行後、初の夏のボーナスを大きく使いたいという気持ちがあるか尋ねると、27.2%が「ある」「ややある」と答えた。全体的に大きく使いたい割合は3割に留まっている。年代別で見ると、大きく使いたいと答えた割合で最も多いのは20代、次いで30代で、年代が若いほど「大きく使いたい」という人が多かった。
夏のボーナスをどうするか聞くと、「預貯金」(76.6%)が最も多く、次いで「旅行に行く」(41%)、「外食に行く」(28.8%)となった。
夏の旅行の予定について尋ねると、国内旅行については25.5%が「旅行の予定がある」と答えた。「旅行をしたいと思っている」(36.3%)をあわせると、6割が国内旅行への意欲があることがわかった。海外旅行については、「旅行の予定がある」(4.3%)、「旅行をしたいと思っている」(18.5%)をあわせ、2割強となった。
「旅行の予定がある」「旅行をしたいと思っている」という人に、1回の旅行にかけるひとりあたりの予算を質問すると、国内旅行では「3万円未満」が4割、「5万円未満」が7割だった。海外旅行では「15万円未満」が5割、「30万円未満」が8割となっている。