7月開幕するサッカー女子ワールドカップ(W杯)の日本代表「なでしこジャパン」に選ばれたジェフユナイテッド千葉レディースのFW、千葉玲海菜選手(24)が21日、千葉市役所を訪れ「次は優勝報告をしに来られるよう頑張る」と憧れの舞台での活躍を誓った。
千葉選手は昨年9月に右膝の十字靱帯(じんたい)を損傷する全治8カ月の大けがを負ったが、代表入りを目指し不屈の闘志でリハビリに励んできた。「大きなけがで大変だったのでは」と気遣った神谷俊一市長に「けが前よりも成長して戻ってくると誓った」と前向き。日の丸を背負っても「(試合を)楽しみ、持ち味のスピードとフィジカルを生かして得点につなげたい。チームの勝利に貢献し千葉レディースのことをもっと市民に知ってもらえたら」と意気込んだ。
神谷市長は「ぜひチームを優勝に導いて。世界で活躍して日本を、そして千葉を元気にしてください。応援している」とエールを送った。
訪問後、千葉選手は取材に応じ、友人や恩師らから応援メッセージが届き「日に日に代表に選ばれた実感が湧いてきた」と笑顔。福島県出身で、2011年W杯のなでしこ優勝に勇気をもらった。「今度は自分が子どもたちに勇気を与えたい」と約束した。
W杯は7月20日、オーストラリアとニュージーランドで開幕。1次リーグC組の日本の初戦は22日で、ザンビアと対戦する。