“花火”を安全に楽しむポイントは?消防署員が園児に指導「必ず大人と一緒に遊ぶこと」【新潟市】

本格的な夏を前に、新潟市のこども園では夏の楽しみの一つ、花火を安全に行うための教室が開かれました。

【飛田厚史アナウンサー】
「園児たちは花火の安全について学んでいます。楽しみながら参加する子、おそるおそる参加する子、表情も様々、一生懸命勉強しています」

新潟市北区の青い鳥こども園で開かれたのは「おもちゃ花火教室」です。

これは花火シーズンを前に、子どもたちに安全な花火の楽しみ方を身につけてもらおうと、新潟市消防局が企画したものです。

「花火が大好き」という年長と年中の園児約50人が参加。

安全な花火のポイントとは?

【新潟市北消防署安全課 村上宏 課長】
「必ず大人と一緒に遊ぶこと。水の入ったバケツや安全に火がつけられるローソク・線香をしっかり準備すること。あと、火をつけたあとは人や物に絶対に花火を向けない」

園児たちは消防署員の指導の下、安全に花火を楽しむ方法を学んでいました。

【園児】
「楽しかった」

Q.花火が終わったらどうする?
「水につける」

【園児】
Q.誰と花火を楽しむ?
「ママとパパ」

新潟市消防局によりますと、県内では2020年に花火で火災が発生するなど2件の事故が報告されています。

花火にはこんな危険も…

【新潟市北消防署 村上宏 課長】
「体の近くに持つと、その花火の火が服などについてしまう危険性もある」

【飛田厚史アナウンサー】
「万一、衣服が燃えたときは、地面に転がり消化するのが正しい方法と消防は話します」

「ストップ&ドロップ&ロール」と呼ばれる方法で、顔やのどが焼けるのを防ぎながら火を消す効果があるといいます。

【新潟市北消防署 村上宏 課長】
「一緒に遊ぶときでも目を絶対に離さないこと。危険があったら、すぐに手を出してあげるといったことが重要」

新潟市消防局は安全に花火を楽しんでもらえるよう、今後も注意を呼びかけていく方針です。