リニア工事に関する質問相次ぐ…JR東海の株主総会 副社長「静岡県の理解得られず27年開業は難しい」

JR東海の株主総会が23日に開かれ、着工が遅れているリニア中央新幹線の工事について、株主から質問が相次ぎました。

株主:
「(リニア工事の完了が)どれくらいの目途に、今の段階でなっているのか聞きたいなと」

別の株主:
「静岡の問題なんかも、いち早く解決できるようなプロセスはないかと思っているんですけども」

株主総会には344人の株主が出席し、水資源を巡り着工が遅れている静岡工区について「静岡県との協議はどうなっているのか、今後の進め方はどうするのか」といった質問が相次ぎました。

JR東海の宇野護副社長は「静岡県の理解が得られておらず、2027年の開業は難しい。地域との連携、環境の保全などを重視して、開業に向けて全力で取り組んでいきたい」と回答しました。