愛知県安城市が自宅のある日系ブラジル人の女性の生活保護の申請を、「ホームレス」として扱い、拒否していたことがわかりました。
安城市によりますと去年11月、40代の日系ブラジル人女性が安城市役所で生活保護の受給申請をした際、職員が「外国人のホームレスには生活保護で助けられない」と説明し、申請を拒否しました。
当時、女性は家賃を滞納していたものの、県営住宅に住んでいた上、実際には外国人のホームレスでも生活保護を受けることが可能で、職員は誤った情報を伝えていました。
三星元人市長は22日の会見で「職員に 外国人を差別する意図はなかった」と釈明した上で謝罪し、今後、第三者を交えた組織による検証を行う考えを明らかにしました。