スポーツ報知読者の皆さん、今回は真狩村の魅力を、観光協会の藤川千鶴子が紹介させていただきます。
我が村は、蝦夷(えぞ)富士と呼ばれる羊蹄山の南に広がっています。雄大な景色と清らかな水という自然に恵まれ、ゆり根の生産量は日本一を誇る農業の村です。
その中で私が特におすすめしたい施設が「まっかり温泉」。源泉かけ流しの日帰り温泉は、午前10時から営業し、中学生以上は600円、小学生は250円で入館できます。その露天風呂からは、四季折々の羊蹄山の姿を、真正面に見ることができるんです。最高の眺望の中、ゆったりと湯に浸かる時間を、ぜひ味わって欲しいです。
また、隣接する宿泊施設「ユリ園コテージ」のテラスからも、羊蹄山が一望できます。快適に滞在できる設備が充実してますし、宿泊者は無料で温泉に入浴できます。日帰りでも泊まりでも、憩いのひと時をお過ごし下さればと思ってます。
【ほくほく祭り9月3日開催】ちょっと先にはなりますが、村最大の秋のイベント「ほくほく祭りinまっかり」が、今年は9月3日に開催されます。旬の農産物が勢ぞろいし、袋を購入して参加する芋掘りなどが体験できます。特産品が当たる大抽選会やステージイベントなども盛りだくさん。魅力いっぱいなので、ぜひお越しください。
【ゆり根使ったかきあげ丼!】2006年にオープンした「道の駅 真狩フラワーセンター」では、鉢花や村の農産物などを販売しています。その中にある食堂「山びこ」で人気なのが、特産品のゆり根を使ったゆり根かきあげ丼。ゆり根がたっぷり入った、ほくほく感がたまらない逸品です。また敷地内にあるドッグランからも羊蹄山を望むことができ、癒やしの空間としても親しまれています。今年5月には円形ハウスにちびっこ広場と休憩所を新設。観光拠点として進化を遂げています。
【細川たかしの記念像は必見】真狩村と言えば、演歌歌手の細川たかしさんの出身地として、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。真狩村河川公園内には、細川さんが熱唱する姿を像にした「細川たかし記念像」があるんです。像の高さはご本人と一緒の173センチ、台座と合わせた高さは約3メートルあります。夏場は本人のメッセージと、代表する4曲を高らかに歌い上げます。ぜひ現地で確かめてみてくださいね。
◆真狩村 後志総合振興局管内に属し、人口は1970人(5月末日時点)。村名はアイヌ語で、羊蹄山を取り巻く川を意味する「マクカリペッ」からきている。主産業は農業で、ゆり根の他、アスパラ、じゃがいも、人参などの生産が盛ん。イメージキャラクターの「ゆり姉さん」も人気。岩原清一村長。