『イクメンアピール』で批判されたエハラマサヒロ 反撃に「その通り」「まさにそれ!」

ひと昔前までは、日本で『父親は仕事、母親は家事と子育て』といった役割分担が当たり前のものとされていました。
しかし、共働き家庭が増えたことや、社会の価値観の変化によって、現代日本では父親の育児参加が推奨されています。
啓蒙を目的とした『イクメン』という言葉もでき、今や子育ては『母親の仕事』ではなく、『親の仕事』という認識が広まりつつあるでしょう。
しかし、出産は女性にしかできないため、2023年現在も、子育ては出産の延長線として受け取られているようです。
2009年に一般女性と結婚し、4人の子供たちを育てている、お笑いタレントのエハラマサヒロさん。
エハラさんは自身のSNSアカウントやYouTubeチャンネル『エハラ家チャンネル』でエハラ家の日常を発信しており、『家族YouTuber』としても人気を博しています。
しかし、時には子育てに対する考え方で、ファンと意見が衝突してしまうこともあるのだとか。2023年6月24日、エハラさんはInstagramのストーリーズ機能でこのように意見を述べました。
旦那がちょっと手伝った時に「した感」を出すと大体の奥様は「それくらいで言うな!」「やった感出すな!」てなるんだけど、先に「ありがとうー!」て全力で喜んで「こんな事もやってくれたら嬉しいな」て言われた方がやってみようかなーって男のモチベーションになるんやで。
せっかくやったのに「私はもっとやってんだよ!!」て感じ出されたら次はもう手伝うのやめとこうーってなるよ
不満はわかるけど、次のモチベーションを作るのはパートナーのリアクションよ
男なんてバカなんだからおだてて育てようぜ
eharamasahiro ーより引用
エハラさんが「お父さんは大忙し」というコメントとともに子育ての光景を投稿したところ、「そういったアピールを自分でするな」「自分が妻だったら、このアピールに腹が立つと思う」といった批判が寄せられたのだとか。
そういったメッセージを受け、エハラさんは、母親が努力していることを理解した上で、「父親のモチベーションをそぐような発言はよくない」と持論を展開。
他人の努力を認めず、攻撃的に振る舞うことは『負の連鎖』になるとして、批判的な意見に異論を唱えました。
続いて、エハラさんは投稿で『手伝う』という表現を使ったことに対し、「マジで反感を買うと思う。全国のママさん、本当に申し訳ない!」と謝罪の言葉も述べています。
子育てに対する考え方は、人それぞれ。エハラさんの意見に否定的な声もあれば、肯定的な声も多数上がりました。
・父親の子育て参加はまだ当たり前ではないから、著名人がこうしてアピールするのは大事だと思う。
・こんなことくらいで、どうして叩くのか…。「頑張ったら、褒めて伸ばしてほしい」と思うのは、母親も同じでは?
・我が家の夫は何もしないから、エハラさんは素晴らしいと思う。アピールできるだけでも、いいことだよ。
『イクメン』という言葉は、子育てに参入する父親が珍しいからこそ使われるもの。
日本で父親による子育てが当たり前のものとなり、『イクメン』『父親アピール』という言葉がなくなるといいですね。
[文・構成/grape編集部]