【独自】「早く園からいなくなったらいいのに」三重県・桑名市のこども園 虐待など28件 園が報告書

三重県桑名市のこども園で不適切な保育があったとして県などが調べている問題で、虐待などが合わせて28件あったとする報告書を園が取りまとめたことが分かりました。桑名市の長寿認定こども園では、先月、保育士が園児に給食を強要するなどの不適切保育があったことが分かり、県が、調査しています。
保護者などによりますと、園がその後調査を行い、虐待や不適切保育などがあわせて28件に上るとする報告書を取りまとめたことが新たに分かりました。
報告書では、園児に「早く園からいなくなったらいいのに」と言ったことなど10件が虐待などに当たり、給食袋を取り上げて中身を放り投げたことなどが不適切保育などに当たるとしています。
園は25日、保護者を対象にカウンセラーを招いた説明会を開き、園児のケアを進めていますが、出席した保護者は取材に「他にも明るみに出ていない虐待が複数あり、全容解明を進めてほしい」と訴えています。