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きょう6月25日、気象庁は「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より4日遅く、昨年より5日遅い梅雨明けです。この先は、夏空・真夏日・熱帯夜が続きます。梅雨明け直後の熱中症に警戒が必要です。
沖縄地方が梅雨明け 平年より4日遅く 昨年より5日遅い
きょう25日、気象庁は「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年(6月21日ごろ)より4日遅く、昨年(6月20日ごろ)より5日遅い梅雨明けです。沖縄地方では、今年は5月18日ごろに梅雨入りし、およそ5週間後に梅雨明けを迎えました。梅雨入り直後は大雨となったものの、その後は梅雨の晴れ間も多くなりました。しかし、6月とともに梅雨の最盛期~梅雨末期の大雨が続き、那覇など本島地方を中心に平年より雨量が多く、特に、ここ20日間は平年の約1.5倍の雨量を記録しました。【梅雨期間降水量(5月18日から6月24日まで)(速報値)】地点名 降水量(ミリ) 平年値(ミリ)那覇 468.0 380.0名護 421.5 367.2久米島 285.5 419.3南大東島 149.5 327.6宮古島 157.5 288.7石垣島 175.5 292.3西表島 130.0 250.9与那国島 130.0 246.9※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。
この先1週間 晴れて厳しい暑さ 真夏日と熱帯夜が続く
向こう一週間は高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込みです。夏至直後の強い日差しが照り付け、最高気温は30℃以上、最低気温は25℃以上の熱帯夜(夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜)が続く見込みです。厳しい暑さになりますので、梅雨明け直後の熱中症に警戒が必要です。
熱中症の応急処置のポイント
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。