石原伸晃氏、次期衆院選に立候補しない意向 政界引退はせず2年後の参院選出馬を検討…27日会見

自民党の石原伸晃元幹事長(66)が次期衆院選に立候補しない意向を固めたことが26日、分かった。「後進に道を譲りたい」と周囲に話している。27日に記者会見を開き、自身の考えを明らかにする。都連関係者によると、政界引退ではなく、2年後の参院選出馬を検討している。
元東京都知事の故・石原慎太郎氏の長男として、総裁選に出馬するなど注目されたが、21年衆院選では東京8区で立憲民主党の新人に敗れ落選。比例復活も果たせず、勢いを失っていた。自民党東京都連は石原氏の後任を公募する方針。
石原氏は日本テレビ入社後、1990年の衆院選で初当選。「政策新人類」「政策通」などと称された。2001年小泉内閣では、規制改革担当相として初入閣。道路公団の民営化などに取り組んだ。国土交通相、環境相、経済再生担当相や党幹事長、政調会長などを歴任した。
21年の落選後は内閣参与となったが、自身が代表を務める政治団体が新型コロナ助成金を受領していたことが判明し、辞任した。「石原ファミリー」では三男の宏高氏(59)が自民党の衆院議員として活動している。