福神漬けはカレーの付け合わせの定番です。では、そもそも福神漬けとはなんなのでしょうか。
なぜカレーの付け合わせになり、いつから添えられるようになったのかも気になるところですね。
本記事では、カレーに福神漬けを添えるようになった時期や理由を調べてみました!
カレーに福神漬けが添えられるようになったのはいつなのでしょうか。
『カレーをネタになんでも楽しむ集団』を称し、さまざまなカレー情報を発信している、カレーハンター協会に聞いたところ、このような回答がありました。
カレーに福神漬けを添えたのは大正時代なのだそうです。当時、日本郵船の欧州航路客船の一等船客で、カレーライスを出す時に添えられたのが始まりです。
残念ながら、西暦何年という詳細な情報は残っていませんが、少なくとも100年近く前に、カレーに福神漬けを添えるスタイルは生まれたようです。
※写真はイメージ
福神漬けは、チャツネというインドカレーに添える豆や野菜を漬けたり煮込んだりしたものの代わりに使ったといわれています。
では、なぜチャツネの代わりに福神漬けを使ったのでしょうか。これには2つの説があるそうです。
1つは、提供するためのチャツネを切らしてしまったというもの。仕方なくチャツネに似ている福神漬けを使ったという説です。
もう1つは、チャツネが不人気だったという説。なじみのないチャツネの味が日本人には受けなかったため、日本の漬物である福神漬けを使ったというのです。
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福神漬けのおともになった時期や理由を調べたところ、100年ほど前に客船でカレーに福神漬けを添えたのが始まりということが分かりました。
ここからカレーに福神漬けを添える文化が日本に広がり、切っても切り離せない関係になったと考えると興味深いですね。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]