〈新潟の天気〉1月26日までが“雪のピーク” 引き続き雪への備えを!

石黒菖気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉

【24日からの天気振り返り】
今回は、特に山沿いを中心に雪が積もりました。去年12月の大雪のときは西風が強く、平地でも1日で一気に30cm以上積もった所があったのですが、今回は強い北風が吹いたことで、雪の降り方が少し違っていたようです。

そこで今回気になったのが〈風と気温〉。冬型の気圧配置が強まったことで、新潟市では日中の最大風速が24.7m/sとなり、何度もホワイトアウト状態になりました。

他の地域でも非常に強い風が吹き、佐渡市(弾崎)では30.1m/sの風が吹きました。

そして、強い寒気が流れ込んだ影響で、新潟市東区のアメダスで観測史上1番低い-5.6℃が記録されました。この東区にあるアメダスは観測が始まってからまだ20年ほどしかたっていないのですが、それでも非常に寒かったことが分かります。

また、佐渡や粟島浦村でも1月としては1番低い気温が観測されました。

【この天気いつまで?】
今後特に警戒が必要になってくるのは、大雪と高波になりそうです。26日にかけても警戒が必要で、特に中越や上越は26日にかけて大雪が警報級となる可能性が「中」であるとしています。また、上越の山沿いでも26日まで警戒が必要になりそうです。

【26日の天気】
25日夜も強い冬型の気圧配置になる予想ですが、北にある低気圧が少しずつ離れていく予想。26日の予想天気図を見ると、本州付近は冬型の気圧配置は緩みそうにも見えるのですが、等圧線がへこんでいる部分の気圧の谷や寒気の影響で、26日も引き続き雪が降る予想となっています。

詳しく見ていきます。

25日夜も引き続き、北よりの強い風が吹き、雪雲が次々に流れこんできそう。そして、気になるのが26日の朝。日本海で北寄りの風と西よりの風がぶつかるのが分かります。この風が特に雪雲を発達させる予想です。

この集まった風が中越に向かって吹き続けます。その状態がしばらく続くため、発達した雪雲が次々に流れ込みますが、午後にかけて次第に弱まって行く予想です。

〈予想最大降雪量〉
▽25日夜~26日明け方 山沿い25cm/平地20cm
▽26日朝~26日夕方 山沿い40cm/平地30cm

雪の降り方が強まる予想の中越や下越では25日以上に雪が降る可能性があります。引き続き、警戒が必要です。

【天気のポイント】
26日までが雪のピークとなりそう。引き続き、雪への備えを!