専門学生はねられ死亡…危険運転致死罪に問われている19歳男が起訴内容否認「意に介さず信号無視してない」

名古屋市中川区で2022年7月、17歳の専門学生を車ではねて死亡させたとして危険運転致死の罪に問われている19歳の男は、初公判で起訴内容を否認しました。

中川区の無職で19歳の男は2022年7月、中川区の国道1号線で車を運転中に、赤信号を殊更に無視して危険を生じさせる時速110キロ以上で交差点に進入し、自転車に乗っていた丹下一斗さん(当時17)をはねて死亡させた危険運転致死の罪に問われています。

27日の裁判員裁判の初公判で、男は「意に介することなく赤信号を無視したわけではない」などと述べ、起訴内容を否認しました。

続く冒頭陳述で検察側は「前日の夜に同乗者に『ライトを消せば警察に見つかりづらい』と話していて、今回も前照灯を消し、殊更に赤信号を無視している」などと指摘しました。

弁護側は「前照灯を消したのは友人を驚かせるためで、殊更に赤信号を無視したわけではない。モニターを注視していて減速させる間もなかった」などと主張しました。

改正少年法では、18歳と19歳は「特定少年」と位置づけられています。インターネットの特性を鑑みて、記事は放送から一部変更しています。