都内ラーメン巡り 第40回 話題の新店、五反田に爆誕! 完成度の高すぎる「手打ち製麺Hachimitsu八光」の “貝出汁”と“手打ち麺”が最強すぎる

最近のラーメン新店ラッシュが半端ない。きっとコロナが少し落ち着いて、コロナ期間中に準備していた店舗が一気にオープンした感じなのかな。そんな新店の1つ、ラーメン好き界隈でも話題の店が五反田にNEW OPEN! わが地元に、こんなに最高な店ができるなんて光栄な限り。

【どんなラーメンかというと】
・貝×白出汁の淡麗系
・自家製の手打ち麺
・貝の入ったワンタン
・コスパ良い一杯

ラーメン好きも口をそろえて美味しいと言っているラーメン。見るからに美味しい。早速、レポートしていきます。
○■大通りの十字路の一角に行列! 皆さんのお目当ては、「手打ち製麺Hachimitsu八光」

JR五反田駅から徒歩4分。西五反田方面に1号線桜田通りをまっすぐ歩くと、山手通りとぶつかる大きな十字路があります。そんな十字路の一角に、今まで見たことがない列が!

もしやここはもともと、地下に穴場のイタリアンがあった場所! ラザニアが名物で、美味しかったんですよね。惜しまれながらも五反田の地では閉店し、噂によると恵比寿に移転したらしい……。

正直なところ、イタリアンの時に行列は見たことがなかったので、筆者にとって初めての光景。地下にあるお店なので、外観だけではラーメン屋かどうかは分かりません。それでも列ができているということは、皆さん事前リサーチの上並んでいるのでしょう。

さてさて、筆者も列に並ぶこと30分。並びが進むとわりと一気に列が進む印象。店内に入ると、昔イタリアンだったところは、内装がラーメン屋に変化している。テーブル席はなくなり、キッチンだったところを囲むような形でカウンター席に。そんな厨房では、なんと麺をうっている!

元々のレイアウトを知っているだけに、内装の変化に驚いて目をとられてしまいまし
たが、まずは食券から。

えっ! ”特製”とついているラーメンも1,150円。このご時世にしては、安い気がします。

「特製しなそば」にするか「特製白だししなそば」にするか……。どちらにしようか悩みましたが、白だしが気になるので「特製白だししなそば」をチョイス。

店員さんに食券を渡し、麺切り場の目の前のカウンター席に案内してもらいました。ラッキーすぎる!

○■麺の裁断音が鳴り響く店内! 口コミに偽りなし、染み渡る最強ラーメン

厨房の様子が良く見える席。厨房の位置が高いので、カウンター席から見上げる形で厨房の様子をガン見(笑)カウンター席と厨房が近いようで遠いのは、麺を目の前で打っているからなのでしょう。他店だと製麺室が別部屋に用意されているところもありますよね。

でも、「手打ち製麺Hachimitsu八光」ではアクリル板もなく、生地をこねたり、お客さんの目の前で麺を裁断。これは珍しい! 手打ち麺は、店の入り口の集客要素が強いと思っていたのですが、「手打ち製麺Hachimitsu八光」ではお客さんにしっかり披露してくれるんですね!

オペレーションは2名体制。麺を打つ店員さんはホールも兼任。もう一人の店員さんは、ラーメンを次から次へと仕上げていきます。

手打ち麺は注文ごとに麺を作りはじめ、複数名のラーメンを同時に仕上げている印象。筆者の元に運ばれてくるラーメンはどれなのかずっと観察していました(笑)

早速、筆者の目の前に着丼。きましたきました! 丼にびっしり、トッピングと麺とスープが入っています。何から食べようか迷ってしまう……。

とりあえず、まずは出汁が濃厚そうなスープから一口。

なんだこのスープの感じ!

間違いなく、全部飲み干してしまう。貝出汁(帆立・浅蜊)が前面で、じわりと鶏出汁を感じる。優しい味だけど、後を引く満足感のある味わい。新しい味だけど、万人受けするようなスープで、朝から飲みたくなります。

続いて、手打ち麺の麺リフト。一本一本が長いわけではないので、麺リフトしづらい。けど、伝わりますか? この手打ち感と縮れ感ともちもち感、小麦の風味も豊か。打ち立ての麺、最高ですね!

美味しいと話題のワンタン。ワンタンが好きな筆者にとっては、入っているだけでうれしい。果たして、どんな味なのか?!

皮はチュルンという感じで、箸で持つのもやっと。わりと薄目の皮です。そして、餡。びっくりしたのは、餡に貝が練りこまれていたこと! いままで食べたことがない、個性的なワンタンの餡ですが、これがまた美味しすぎる。ラーメン好きが口をそろえて美味しいと言っているのも納得です。

筆者はワンタン売り切れずになんとか食べられましたが、一足遅いと”肉団子”になっていたらしい。”ワンタン”が売り切れというか”ワンタンの皮”が売り切れということですね(笑)

チャーシューは2種類2枚ずつ。鶏ムネと豚肩ロース。

鶏はしっとり。噛めば噛むほど旨味が増す感じ。目新しさはないけれど、手堅いチャーシュー。

豚チャーシューもわりとしっとり目。低温調理なのかな。

筆者は使っていませんが、卓上には胡椒のみ。とってもシンプルな卓上。味変することなく、一滴残らずスープまで完飲しました。ラーメン好きがこぞって美味しいという理由がよく分かりました。

そして、写真を見ていただいても分かる通り、コスパ良すぎません? オープン早々値上げしないことを祈り、次回は「特製しなそば」を食べに行きます!

Tokoh*らーめんたる ラーメンが大好きで自称ラーメン女子と名乗らせていただいているアラサー会社員です。インスタではラーメン中心のグルメ投稿をしています。【Instagram:ra__mental__】 https://www.instagram.com/ra__mental__/ この著者の記事一覧はこちら