【相続手続き】生前に故人が「やっておいてくれてよかったこと」、1位は?

相続に関する情報サイト「いい相続」(鎌倉新書運営)はこのほど、「第1回相続手続きに関する実態調査(2023年)」の結果を発表した。調査期間は4月14日~5月15日、調査対象は2022年1月~同年12月に「いい相続」経由で専門家(行政書士・税理士)との無料面談を行った人、有効回答は400人。

まず、相続財産の総額を聞くと、「1,000万円未満」が最も多く39.8%。以降、1,000万円以上~2,000万円未満」が20.5%、「2,000万円以上~3,000万円未満」・「5,000万円~1億円未満」が同率の10.5%と続いた。

相続財産の種類については、「土地・建物」(89.8%)と「現金・預貯金」(69.0%)が圧倒的に多かった。また、「電子マネー」(1.3%)のデジタル遺品を保有する人も少数ながらいた。

また、生前に故人が「やっておいてくれてよかったこと」を問うと、1位「銀行口座の解約」(40.4%)、2位「財産がまとめて記録されていた」(24.8%)、3位「財産の分け方を事前に意思表示してくれていた」(24.1%)となった。

一方、「こうしておけばよかった」と思うことは、「日頃から相続についてもっと勉強しておくべきだった」と「生前元気なうちに、相続について相談しておけばよかった」が同率の51.6%で1位。そして、「その他」の中には「WEBサービスや各種パスワードをまとめておいてほしかった」など、デジタル遺品の取り扱いに関して悩んだ人もみれらた。