26日午後、三重県四日市市の工場で、「C9留分」と呼ばれる油が近くの川に流れ出る事故がありました。
26日午後5時半ごろ、四日市市小浜町の東邦化学工業・四日市工場で、「油が漏洩した」と工場の従業員から消防に通報がありました。
消防によりますと、漏れ出た油はC9留分という灯油や軽油と同じ分類の引火性の液体で、タンク内のC9留分を別のタンクに移し替えようとした際に事故が起きたということです。
配管の接続部分の緩みが原因とみられていて、大半の油は敷地内で回収しましたが、約300~400リットルは排水溝から近くの川に流出しました。
東邦化学工業によりますと、この流出で健康被害などに影響はないということですが、消防がオイルフェンスなどを使い撤去作業を進めています。