約300リットルの危険物「C9留分」が川に漏れ出す 東邦化学工業の四日市工場から 配管接続部分が緩んでいたか 三重県

三重県四日市市にある東邦化学工業の工場から、「C9留分」と呼ばれる危険物約300リットルが川に漏れ出す事故がありました。
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26日午後5時半ごろ三重県四日市市にある東邦化学工業四日市工場で「C9留分」と呼ばれる危険物が敷地外に漏れたと、消防に通報がありました。
CBC
消防によりますと、「C9留分」は引火性の液体で灯油や軽油と同じ分類です。当時、工場では「C9留分」を使ったタンクの洗浄作業が行われていて、洗浄後、「C9留分」を別のタンクに移そうとしたところ、漏れたということです。配管の接続部分が緩んでいたとみられていて、大半は敷地内で回収したということですが、約300~400リットルが排水溝から近くの川に流れ出たとみられています。
CBC
けが人はいませんでした。現在、撤去作業が進められていて、27日にも完了させたいとしています。東邦化学工業四日市工場は「この度は重大な漏洩事故を発生させ、近隣住民の皆様や関係各所の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございませんでした。原因調査を徹底的に行い、再発防止に努める所存でございます」とコメントしています。