幸運のシンボルとされる四つ葉のクローバー。
「見つけると幸せになれる」という迷信を信じて、子供の頃は公園で何時間も探し続けたという人もいるのではないでしょうか。
そんな四つ葉のクローバーには、怖い花言葉があるのだとか。
クローバーには、みなさんがイメージしている通り「幸運」「約束」「愛情」「私を思って」という花言葉があります。
葉の枚数によって変化したり、国によっては異なる見解があったりするため一概にはいえませんが、じつは「復讐」という意味も持っているのです。
どうしても引っかかるのが、「私を思って」という花言葉。見方を変えると、確かに少し重たい表現のような気もします。
盲目的な恋愛においては、相手に振り向いてもらえない場合に恋心が復讐心に取って代わることが間々あります。もしかしたら、愛と復讐は紙一重という意味合いで付けられているのかもしれません。
Twitterには「怖い」「幸運のイメージしかなかった」「必死に探してたのに」と、この事実を知った人たちの驚きの投稿がちらほら。確かに少しショッキングです。
そもそも、なぜ四つ葉のクローバーは幸せの象徴だといわれるのでしょうか。まずは希少性が高いことに加え、キリスト教で「救い」や「勝利」の意味をもつ十字架に似ているからという説が有力です。
また出現確率は約10万分の1ともいわれる四つ葉のクローバーが生まれる理由は、おもに2つ挙げられます。1つ目は、成長する過程で目に見えない原基(組織のもととなる細胞の塊)が人に踏まれたり傷が付いたりすることで、本来3枚の葉が分かれて成長するため。通常3枚の葉になる遺伝子の突然変異が2つ目の理由です。
出現確率が低いことから、「貴重なものを見つけた=幸運の印」というふうに伝わったのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]