多い所で1時間40ミリ予想…東海3県は大気の状態が非常に不安定 29日夜遅くにかけ突風や落雷にも警戒

東海3県では、大気の状態が非常に不安定となっている影響で、29日朝にかけて雷を伴った大雨が降りました。不安定な状態は29日夜遅くにかけて続く見通しで、気象台が注意を呼びかけています。

東海3県では、暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で大気が非常に不安定となり、29日朝にかけて各地で雷を伴った激しい雨が降りました。

愛知県岡崎市内では午前6時ごろ、積乱雲がアーチ状に低く垂れこめている映像が撮影されました。

各地の1時間に降った雨量は、名古屋で27.5ミリ、岐阜で46ミリ、岡崎で21ミリなどとなっています。

会社員:
「家出た時は土砂降りでした。革靴とかも濡れました」

岐阜県揖斐川町を通る国道303号線では29日朝、土砂崩れが2カ所で発生し、現在も通行止めとなっています。

気象台によりますと、29日夜遅くにかけて大気が不安定な状態は続き、引き続き雨が降る見込みで、1時間に降る雨の量はいずれも多い所で愛知と岐阜で40ミリなどと予想されています。

今後も河川の増水や竜巻などの激しい突風、落雷に注意が必要で、気象台は積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなどして安全を確保するよう呼びかけています。