環境省が新潟市の新潟港(東港区)の西埠頭で毎年行っているヒアリの侵入調査で、6月26日に発見したアリを専門家が確認したところ、アカカミアリであることが分かりました。
県によりますと、6月26日にアカカミアリと疑わしいアリ約20個体を確認し、ベイト剤を設置。27日に追加調査を実施したところ、コンテナ下のコンクリート目地の一部にアリを確認しました。28日、環境省から依頼を受けた専門家が埠頭で確認されたアリについて、アカカミアリであることを確認したと言うことです。
県はコンテナターミナル内の事業者および出入り事業者に対し、アカカミアリに関する周知と注意喚起を行う方針です。
アカカミアリは要緊急対処特定外来生物に指定されていて、ヒアリに比べると毒性は弱いと言われているものの、刺されると激しい痛みを覚え、水疱状に腫れます。素手で捕まえたり、踏みつけたりしてはいけません。
県はヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合は、環境省ヒアリ相談ダイヤルや最寄りの市町村、環境センター(保健所)まで連絡するほか、万が一、アカカミアリに刺された場合は、安静にし、急激に容体が変化する場合は速やかに最寄りの医療機関を受診するよう呼びかけています。
画像:アカカミアリ(環境省HPより)