「ちゃんと教えたのに」と研修担当の人事が涙 新人が「つらい」と訴えたことにツッコミの嵐

他人とのコミュニケーションは難しく、新人教育に頭を悩ませている上司は少なくありません。
トラブルが発生した時は、第三者を挟んで事実関係の確認など、問題の整理をすることに時間が割かれるでしょう。
部下との相性もありますが、自身のせいで問題が発生した時は、事態の解決に動きつつ、反省して行動を改める必要があります。
かつて新人教育を担当し、予期せぬトラブルに見舞われたaiko(@aiko_asap____)さんは、自身の経験談をTwitterで紹介しました。
ある日、aikoさんは同僚から「上司に呼び捨てにされてつらいと、新人から異動希望が来ているのですが…」と報告を受けたといいます。
疑問に思ったaikoさんは、「異動はかまいませんが、呼び捨てにした覚えがないので、いつのことかを聞いてほしい」と伝えました。
その数日後、真相が判明。
新人はクライアントとのミーティング中、aikoさんから呼び捨てにされたことに、傷付いていたのです!
※写真はイメージ
説明を受けたaikoさんは「なる…ほど…」としかいえません。
なぜなら、自社の人間を呼び捨てにするのは、ビジネスマナーの1つ。
身内である自社の人間に敬称をつけないことで、相対的に社外の人の立場を上げる、謙譲の精神からきているといわれています。
aikoさんによると、新人研修の記録を確認したら、電話応対とビジネスマナー研修の計2回、このビジネスマナーを新人に教えていたとのこと。
事態を受けて、新人研修を担当していた人事は「ちゃんと教えたのに…」と涙目になっていたそうです。
※写真はイメージ
まさかの真相はネット上で話題となり、このようなコメントが続々と寄せられました。
・まさかのオチに笑ってしまった。新人さん、ドラマとか見ないのだろうか。
・呼び捨てに苦戦するのは、誰もが通る道ではありますが、教えたことは覚えていてほしい。
・このビジネスマナーの是非については考えてもいいと思う。けど、上司としてはとんだ災難でしたね!
・上司を公然と呼び捨てできるいい機会ですよ!私は喜んで呼び捨てにします!
なお、この一件は本部が預かることになり、人事と部長で何度か面談をした上で、新人はほかの部署に配属となっています。
おそらく、新人の納得具合や、一度崩れた人間関係を鑑みての判断でしょう。
どれほど教えたり、話し合ったりしても、本人の中に浸透しなければ意味がない場合があるため、人間相手は難しいですね。
[文・構成/grape編集部]