立憲民主党県連は1日に開いた会合で、次の衆院選に向けて共産党を含めた野党共闘を目指す方針を確認しました。
1日に新潟市中央区で開かれた立憲民主党連の常任幹事会。議題に上がったのは次の衆院選での野党共闘の方針についてです。
立憲民主党の泉健太代表はこれまで共産党などと選挙協力はしないとしていましたが、6月30日の会見で市民連合を介した候補者調整を容認する考えを示していました。
【立憲民主党県連代表 西村智奈美衆院議員】
「1強他弱と言われる状況の中では、野党も候補を1人に絞り、1対1の構図に持ち込むことが必要だと考えていた。それぞれの地域の取り組みを尊重しながら、その地域事情に合わせて野党間の連携を県連代表としてはお願いしたいという気持ち」
一方で、共産党新潟県委員会は西村県連代表の新潟1区に候補予定者を擁立していて、立憲民主党の方針次第では、全選挙区への候補者擁立を目指す考えを示しています。
これについて、西村県連代表は…
【立憲民主党県連代表 西村智奈美衆院議員】
「党勢を拡大することと1対1の構図に持ち込むこと。この2つの間には大きなジレンマがあるということは認識している。今回1区は前回と違った構図になりますけれども、そこは県連代表の責任として受け止めさせて頂きたいと思っています。ただ、他の選挙区については候補の擁立を思い留まっていただきたいという気持ち」
立憲民主党県連は共産党と距離を置く支持母体の連合新潟と来月、定期協議を開く予定で、その中で方針について説明する考えです。